窪田直希

〜体育会の先輩方、現役部員が振り返る「成長」〜

令和4年卒 窪田直希(元副主将)

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成長を一言で表すと・・・

「組織の一員として、組織にどのように貢献していくか、自ら考え実行する力」

 

〜「成長を一言で表すと」について〜

組織の目標達成には、部員とともに協力や努力をすることに加え、自分の役割を認識し全うすることが必要です。全ての部員にその責任があります。実際に私は「レギュラー」として自分が出来ること、今までの人生で培った経験を用いて組織に還元できること、を考え活動を行ってきました。体育会では、目標に対し自らで考え道を切り開くことが求められます。今後社会に出ていく上で必要とされる、「組織でのあり方」を学ぶことができます。

 

〜入会前の体育会の印象〜

入会前の印象を率直に申し上げると「面倒くさそう」でした(笑)

中学、高校の部活動に比べて決まり事も多く、上下関係が厳しいといったことを伺っていたので、多少なり身構えていたのを覚えています(笑)

実際入会してみると、確かにそういった体育会のルールは存在していて、皆がそれに従い活動を行っています。では、何故そういったルールが存在するのでしょうか。それは体育会が競技を通じ人間的な成長を促す場だからです。もし競技を行うだけならば、そういったルールなくても良いし、もしかすると無い方がいいのかもしれません。しかし慶應体育会は「一身独立して一国独立す」の精神のもと競技人としてだけでなく、人間的な成長を目的としています。

より強い精神力や高い品性を持ち合わせた人になるべく活動をし、その活動を支えるためにルールがあるということを、入部後活動していく上で実感しました。

 

〜今感じる成長〜

「観察力」と「コミュニケーション能力」です。これは学年が上がるごとに成長していると思います。

学年が上がるにつれ、フォローをする下級生が増えたり、実際にOBOGの方々とお話しする機会も増えたりします。そういった時に、その人の顔色や身だしなみ、最近何しているのかそういったことに気を配りながら接するようにしています。特に下級生とのコミュニケーションは、上級生からでないとなかなか発生しません。部全体の交流を促し雰囲気を作るためにも、コミュニケーションは必要不可欠です。4年生が引退し、さらに求められるスキルであると思います。さらなる成長のためにも日々意識しながら活動を行って参ります。