環境情報学部 一般入試

田坂宗次郎

環境情報学部3年 田坂 宗次郎

 

入試情報:詳細はこちら

 

皆さんこんにちは。現在、環境情報学部(SFC)1 年生の田坂宗次郎です。私の慶應義塾大学に合格した経緯を書かせていただきます。

〇受験科目・受験方法について

私は、環境情報学部の一般入試を数学(ⅠA,ⅡB)が 100 点満点、英語 100 点満点、小論文 200 点満点の形式で受験しました。SFC は小論文の配点が高いため勉強時間が数学、英語に偏らないようバランスよく勉強しました。

〇受験することを決めた理由

私は、中学3年生で関東に来た際に、母校の武田高校の先輩である伊藤慈倫さん(平成 30 年卒)のお誘いで初めて慶應の卓球道場で練習をさせていただきました。その時の雰囲気が 非常に良く、ここでプレーしたいと感じました。その後から受験校の候補として慶應を入れようと思ったのが最初の慶應に対する印象です。その後、高校生になり、私は国公立大学を第一志望として大学生活では卓球に打ち込まないことを決めていました。しかし、高校三年生になり、大学では自分の卓球が関東の厳しい環境の中でどこまで通用するのか確かめた いと考えるようになりました。また、卓球のみならず学業も妥協したくないという願望が強くなり慶應義塾大学を第一志望にしました。当時は将来自分が何をしたいのかが分からず 学部も迷っていたため、文理融合で様々な学問を学べる SFC に興味を持ちました。私は、 SFC の AO 入試Ⅰ期に出願しましたが不合格になってしまい一般受験に挑戦しました。インターハイが 8 月に開催され、AO 入試の対策も行っていたため 10 月から本格的に受験勉 強を始めました。その後は卓球で培った精神力、集中力を武器に合格することが出来ました。

〇対策のポイント

<英語>

英語読解問題2つで文法問題、語彙問題、設問の構成です。しかし、単語と文法の難易度が 高く、長文の分量が多いので過去問を中心に速くかつ正確に読むことを意識して勉強することが大切です。また、単語帳に乗っていない専門的な用語も頻繁に出題されますが文章の 前後や全体を通して理解できたので単語の勉強に時間を費やすより、設問の答えが書かれている場所の見つけ方や文章が一貫して何を伝えようとしているのかなどを理解する練習を多くするべきだと思います。私は、3000 個程度の基礎的な英単語だけで対応できました。

<数学>

数学は、かなり癖の強い問題(特に図形問題)が多く他の問題集での対策が難しいため過去問を何周も解いて力をつけると良いです。他の大学の文系学部の問題を解いて応用力をつけることも大事です。また、数学と英語で合わせて 120 分のテストなので時間の配分を事前に決めておくことが重要になります。僕は、両方とも 60 分で解きました。

<小論文>

小論文は、毎年テーマが変わり、対策が正直難しかったです。また、文章だけではなく絵を描いて表現させる問題等もありました。しかし、文章の構成や自分が何を主張したいのかを明確にするトレーニングを積むことで様々な変化に対応できるようになります。

<その他>

一日の勉強時間はトータルで 10 時間程度でしたが、追い込みすぎないことも大切です。ただがむしゃらに勉強すればよいのではなく自分の得手不得手の分析、受験校の問題の傾向、時間配分、捨てる問題の考え方などを分析して正しい努力をすることが必要です。ストレスをためないように適度な運動や友達と会話をするなどの息抜きも大切です。また、普段は問題が解けても試験当日 100%の実力が出せないと意味がないので、卓球と同じように自分の力が発揮できる状態を理解することを忘れてはいけません。私は、試験当日に自信を持って、緊張しすぎないよう心掛けました。(個人的に卓球の試合の方が緊張しました笑)加えて、模試の結果に一喜一憂しないことが大事です。私は最後の模試までずっと E 判定でしたが、諦めずにやり遂げました。もし、セットカウント 0-2 になっても諦めませんよね?

〇最後に

以上の受験期を経て、體育會卓球部として日々頑張っています。受験生の皆さんに参考にしてもらえると幸いです。現在、新型コロナウイルスの影響で通常のように練習ができず、試合に出場できていませんが、慶應卓球部では定期的にオンラインでミーティング等の取り組みがされており質の良い練習が実現されています。以上のように状況に合わせて考えて 行動できるところに慶應の強みを感じています。先輩も優しく、時に厳しく指導してくださるので成長できる環境は整っています。来年には仲間として共に活躍できることを楽しみにしております。ありがとうございました。