経済学部 一般入試

久保将真

経済学部2年 久保 将真

 

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【受験方式、科目】
一般入試
経済学部A方式 (英語 数学 小論文)

【受験理由】
私は東京大学理系志望で浪人もしていましたが、暫定的な自らの希望進路に疑問を持っていたこともあり、就職事例も鑑みて慶應大学経済学部の併願受験に至りました。なお體育會卓球部への入部はこの時点では考えていませんでした。

【対策】
・英語
文系学部は英語が最も勝敗を分けるとは良く言及されますが、実際経済学部は英語の点数配分が最も大きく、平均程度の得点で乗り切ることは考えにくいでしょう。前半の得点による足切りに注意しつつ、比重の大きい英作文において差をつけるべく表現のストックを増やしておくことが重要です。

・数学
理系の私からすれば、経済学部の試験には、最も差がつくであろう数学IIIの範囲がない分細かいミスが許されないプレッシャーがありました。実際、各問題がこの偏差値帯の学校の中ではオーソドックスである一方で、採点に足切りが存在し試験時間も短いためしぶとく得点していく必要があります。先述した通り問題自体は難しくないため、時間感覚を模試で掴んだ上で思考力は別のハイレベルな問題集や講座で養成することをおすすめします。

・小論文
大学によって色が出る部分のため個々の対策をしても構いませんが、結局は皆様が普段取り組まれているような現代文(特に文の要旨を問う最終問題)の記述が基礎を構築するように感じます。そのため、小論文に限らず様々な問題文を読解・要約する練習を定期的に行い教師に添削してもらうので十分であり、過去問などに対策を絞る必要性は低いと思います。

【最後に】
主に併願校として受験する方にお伝えしますが、当然ながら舐めてはいけません。実際、私は第一志望の東大理科二類に加えて早大理工学部にも落ちましたが、事前対策の甘さ(試験時間や採点方式を把握していなかった)がその主な原因であり、こうしたミスはいくら後悔しても取り戻せません。大事なのは自分が納得する対策ができたかどうかであり、そこに学習量や優先科目の統一目標は存在しませんので、第一志望校以外の受験についても本番に向けて各自ブレずに逆算していきましょう。
とはいえ、浪人など失敗も経ての慶應経済学部入学に思うのは、私は最善の選択をしたということです。初めは対策の優先度を低く設定していたものの、いざ入学した今は学びたい分野を選択できている実感が大きく、上級生からも日々助言を貰えて充実した大学生活を送れる素晴らしい場所だと断言できます。
未来の後輩の皆様、體育會卓球部で共にアツい思い出を作り上げましょう。部員一同お待ちしております。